2022/09/01(木) 09:00 - 事務局
地盤情報の利活用と地質リスク・マネジメントについて
-品質確保の観点から-
開催目的
近年多発している自然災害や地盤の事故などにより、地盤情報の利活用や地質リスク・マネジメントに関わる環境はここ数年で大きく変化しているといえます。
いわゆる品確法の2019年改正におきましては、法全体が地質調査も対象になることが示され、また地盤の状況に関する情報を的確に把握し活用することが明確に示されました。
一方、国土交通省におきましては、自然災害の多発や地盤情報の重要性などを踏まえ、2015年には新たな業務形態となる「地質リスク調査検討業務」の発注を開始しました。また、2018年からは、調査業務の成果であるボーリング情報の集約を開始し、現在では国土交通省をはじめ、多くの自治体のボーリング情報の集約一括管理とデータベースの整備が進んでいます。さらに国土交通省では、インフラ分野のDXを強力に推進しインフラのデジタル化を進めるにあたり、2023年度までに公共工事のBIM/CIM活用への転換を実現する計画であり、この中では地盤情報をBIM/CIMで活用していくための検討が進められています。
全地連では、以上に示した国の動向や関連する技術等の周知が重要であるとの観点に立ち、令和3年度には「ステップアップ講習会」を全国4会場で開催し、地盤情報の利活用や「地質リスク調査検討業務」に関する講習会を開催いたしました。受講者からは好評をいただき、他の地区での開催希望も寄せられました。
そこで、令和4年度には、開催地を新たに設定し、講習内容を最新のものに反映した「ステップアップ講習会」を開催する運びとなりました。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
中国地質調査業協会事務局まで参加申込書をFAXにてお送りください。
詳細は下記リンクより「プログラム・申込書」をダウンロードしてご確認ください。
ステップアップ講習会(岡山)プログラムおよび申込書(PDF)ダウンロード