一般的には「かぎそう」といいます。
地質調査において、互いに離れた2つの地域に認められる地層の新旧を決める作業を「地層の対比」といい、この地層の対比や区分をする際に一つの基準となるのが「鍵層」です。鍵層には通常、火山灰(テフラ)の層・石灰岩の層・石炭の層・化石を含んだ層などが用いられます。しかしながら、どのような地層が鍵層として有効であるかについては、問題とする地域の広さや地質によって異なるため、一概にいうことはできません。
以上を簡単にまとめると、鍵層は次に示すような条件を備えた地層であるということができます。
地質調査において、鍵層の利用はその地域の層の積み重なり方や地質構造の解明を容易にしています。
鍵層の例(美祢の石炭層)
「東邦地下工機株式会社 田上(たうえ)貴裕」