がけやきり通しなどで、よく縞模様をみかけることがありますね。地層は、砂や泥、れき、火山灰、生物の死がいなどがたい積してできます。
近くからよく見ると、板を重ねたように層をつくっているのがわかりますね。
板を何枚も重ねたように見える部分を単層といい、単層と単層面を地層面または層理面といいます。
地層は水平にたい積しますので、下にある地層の方が古く、上に行くほど新しくなります。
地層はたい積したあとに地殻変動で傾斜したり、しゅう曲し、上下が逆 になったりすることがあります。
地層の重なり方にはせいごう(整合)とふせいごう(不整合)があります。
たい積した当時は水平であった地層が、地殻変動のために波状に曲げられた現象をいいます。(フェニックスのしゅう曲)
地層の重なり方は二種類あります。不整合は、地殻変動があったことを示す証拠になります。
地層の中に残された生物の死骸・から・足あとなど生物の残した生活のあとを化石といいます。生物のかたい骨や歯などは化石として残りやすいものです。
化石を調べると、地層のできた時代を知ることができます。
地層の時代を決めるのに役立つ化石を標準化石(示準化石ともいう)といいます。
サンヨウチュウ(古生代)やアンモナイト(古生代の中期)やフズリナ(古生代の後期)などが有名です。
コハク (琥珀)
アンモナイト
エイ
三角貝トリゴニア
トンボ
フズリナ
サソリ
サンヨウチュウ
ワンソク類
化石の中には、長い地質時代を通して、あまり進化しないで生き続けたなかまがいます。
現在生きているカブトガニは、、古生代初期のものとほとんど変っていません。
この他には、シーラカンス、イチョウ(銀杏)、オウム貝、ハイギョ、オウム貝、ミドリシャミセンガイなど も生きている化石といわれています。
カブトガニ
シーラカンス
イチョウ(銀杏)
オウム貝
ハイギョ
ミドリシャミセンガイ
(内海建設コンサルタント株式会社 勝原建夫)